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女優を俳優と呼ぶ理由は?役者との違いや言葉の意味についても

2020/10/07
 
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都内でOLをしながら演奏活動をしています♪ (ジャズボーカル&ピアノ) 新しいものや、面白いものを見つけることが好きです。 それを伝えるのは大好きです!!

テレビのニュースや電車の広告で、同一人物でも報道機関によって「女優」や「俳優」、「役者」と違って表記される事があります。

ここでは「女優」を「俳優」とも呼ぶ理由や、「女優」「俳優」「役者」それぞれの言葉の違いや意味についてご紹介します^^

女優を俳優と呼ぶ理由

「俳優」は「演技をする人」のことであり、言葉自体に男女の区別はなく、男性だけではなく女性も含まれています。

しかし、歴史的背景をみても、俳優は男性を指してきた時代が長く、必然的に「俳優=男性」として認識されたため、女性の場合は「女性の俳優=女優」と言われていました(歴史的背景については、次の項で言葉の意味を併せてご紹介します!)

 

現在はジェンダー(社会的性別)フリーの観点から、一般的に男女ともに「俳優」と表記され、以前より女性についても「俳優」と表現される事が増えてきました。

この傾向にあっても、明治時代にできた「女優」という言葉も広く一般に定着していた、そして、多くの賞の名前に「女優」「男優」の名称がつくことからも、2つの言葉が混在して使われています。

プロフィルの記事では映画賞や演劇賞などの受賞歴を紹介することが多いのですが、多くの賞の名前が「女優賞」「男優賞」となっているので、どうしても混在することになってしまいます。

要点を整理すると…💁

「演技をする人」の総称⇒「俳優」(昔は男性のみを指したが、現在は男女区別無し)
「俳優」の中でも女性だけを指す言葉⇒「女優」(明治時代に登場)


ジェンダーフリーの観点が浸透⇒「女性の演技をする人」も「俳優」だけで表記する傾向に
しかし、賞の名前に「女優」「男優」の名称がついているので「女優」とも言われ続ける

「女性の演技をする人」⇒「女優」とも「俳優」とも両方表記(名称の違いのみで役割は同じ)

 

以上のことから、呼び方を一律には決められず、いろいろな要素を考慮してケース・バイ・ケースというのが現状のようです。

女優と俳優・役者それぞれの言葉の意味や違いについて

まずは女優と俳優・役者それぞれの言葉の意味について整理してみましょう。

女優の言葉の意味は

「女優」とは、「舞台・テレビ・映画などで演技をする女性の俳優」のことです。俳優であり女性である人のことを言います。

「女性の俳優」が登場したのは明治時代になってから。江戸時代の役者は男性のみで、それまで「俳優」と言えば男性のことを指していました。

明治時代に女性が演技をするようになった時、別の単語が必要となり「女優」という言葉が生まれたのです。「女優」という呼び名に対して「男優」という言葉も作られました。しかし、「男優」はあまり浸透せず「俳優」という言葉もそのまま使われ続けました。

このため、「俳優=男性」「女優=女性の俳優」という使い分けで言葉のイメージが定着していました。

しかし、近年ではジェンダー(社会的性別)フリーの観点から、「女優」も「俳優」と呼ばれる傾向にあります。

俳優の言葉の意味は

「俳優」とは、「舞台・テレビ・映画などで演技をする人」を指します。
そして、現在では「役者」ともほぼ同義語として使われますが、その語源は別のところにあります。

「俳優」という言葉は奈良時代より前より使用され、日本書紀や古事記でも使われていた言葉で、生まれた歴史は古いとされています。また、「はいゆう」という読みではなく、「わざおぎ」と読みました。

「俳優(わざおぎ)」は人を指す言葉ではなく「神様に向けて行う歌や踊りそのものを指します。「魔除けや豊作のために歌や踊りで神様を喜ばせ、神様の力=業(わざ)を招き寄せること」という意味でした。

ここから「神に恵みをもらうため、豊作や厄除けのために踊ったり歌ったりすることで奉仕する人を指した言葉が元来「俳優」でした。

さらに、「愉快」という意味がある「俳」、「憂う」という悲しさを表す「優」を合わせて、感情を演じて神を楽しませ、人の気持ちを動かせる芝居ができる人ということでもありました。

役者の言葉の意味は

「役者」とは「役を演じる人」のことです。

室町時代以降に発達した能楽や狂言などでは「楽器や歌を演奏する人」と「役を演じる人」の2種類の出演者がいました。このうちの後者「役を演じる人」を指したのが「役者」です。

役に扮(ふん)して演じる人で、本来は神事・仏会(ぶつえ)などの祭祀(さいし)儀礼に際して特別な役を受け持つ人も指しました。

そして、役者の「やく」には、厄払いの意味も込められていて、大切な場面で役を演じることによって、「厄払い」をする意味もあります。

室町時代から狂言、能、歌舞伎などで演じる者の呼び方として使用されていましたが、中世の猿楽(さるがく)以後、舞台芸能における演技者の名称になりました。

俳優と役者が同じ意味になった江戸時代

もともと違う言葉だった「役者」と「俳優」ですが、江戸時代以降はほぼ同じ意味で使われることとなったと言います。

江戸時代の能や狂言では、1人の演者が演目の中で【役を演じるだけ(役者)歌や踊りも披露する(俳優)】という変化が起こったためです。

役者が俳優の役割も担当するようになったことで、2つの言葉が混同されるようになり、ほぼ同じ意味で使用されていきました。

女優と俳優・役者の違いは?

以上のことから、女優と俳優・役者の違い言葉の成り立ちです。

女優:明治時代に女性も演技をすることになって誕生した言葉。
俳優:奈良時代より前より使用され「神様に向けて行う歌や踊りそのもの」を指した。
役者:室町時代以降に発達した能楽や狂言などで「役を演じる人」を指した。

 

しかしながら、現在はすべて「役を演じる人」で共通しています。

女優 = 女性の俳優 → 俳優だけで表すこともできる
俳優 → 男性・女性に関わらず「役を演じる人」
俳優 ≒ 役者 (←ほぼ同義語で使用)

 

言葉の成り立ちは異なりますが、現在は「女優と俳優」「俳優と役者」を同じ人に対して使っても日本語として間違いではく役割に変化はないようです!

まとめ:演技をする女性は俳優とも女優とも表現されるが役割に変化は無し。

・「役者」と「俳優」2つの言葉は、語源は別だがほぼ同義語で使用される。

・演技をする女性は俳優とも女優とも表現されるが役割に違いは無い。

・ジェンダーフリーの観点から男女とも「俳優」に統一する傾向にあるも、賞の名称の関係で一律には決められない。

 

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