2019年8月16日より公開されたミュージカル映画「ダンスウィズミー」
歌って!踊って!笑って!のハッピーミュージカル・コメディーです。
「ウォーターボーイズ」「スゥイングガールズ」「ハッピーフライト」の矢口史靖監督、最新作。構想16年、「突然歌って踊り出しておかしくない?」をテーマにしたこれまでにない新しいミュージカル。
ダンスウィズミーでは劇中には耳馴染みのある沢山の日本の名曲が使用されています。
使用される曲それぞれを掘り下げると どれも興味深いのですが、とても気になる曲がありました。
それは、主演の三吉彩花さん、共演の やしろ優さんやキャスト全員が勢揃して、エンディングテーマとして歌い踊られている楽曲。数々のアーティストがカバーした名曲だと分かりました!
今回は、このシーンで使用されている楽曲についてご紹介します^^
また、最後にネタバレ有りでエンディングシーンについての考察も記載しています。
★ダンスウィズミーで使用される楽曲のまとめついては、こちらの記事に!
併せて是非ご覧ください^^http://keiho31.com/dance-with-me-songs-1861★
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目次
やしろ優や大勢のキャストが小学校でダンスを踊るエンディングシーン
エンディングテーマとして、主人公の静香(三吉彩花さん)と千絵(やしろ優さん)などキャスト全員でダンスを踊るシーン。実際の映像はこちら!
イケメンに囲まれるやしろさん他、小学校を舞台に多くの小学生・職場の同僚・イカツイお兄さんまで(笑)ノリノリのダンスが繰り広げられています!後半にはchayさん、宝田明さん、ムロツヨシさんの姿も。とにかく楽しい映像です♪
エンディングダンス曲のタイトルは「タイムマシンにおねがい」(1974年)
エンディングの小学校ダンスシーンで使用されている楽曲は、1974年に発売されたサディスティック・ミカ・バンドの「タイムマシーンにお願い」です。誕生は40年以上も経っていますが、少し懐かしい耳馴染みのある曲という印象です。それはなぜでしょうか?
サディスティック・ミカ・バンドについて
サディスティック・ミカ・バンドは1971年に加藤和彦さん(Gt.&Vo.)加藤ミカさん(Vo)角田ひろさん(Dr. 現:つのだ☆ひろ)のメンバーで結成され、そこにLead Gt.として高中正義さんが加入し1972年デビュー。
以後 角田さんが脱退し、Dr.に高橋幸宏さんやBs.小原礼さんなどが加入するなどメンバーチェンジを繰り返しながら1975年に解散した日本のロックバンドです。1973年当時でイギリスで評判になったり、多くの実力派ミュージシャンが加入と脱退・サポートするバンドでした。
「タイムマシーンにおねがい」はサディスティック・ミカ・バンドの代表曲です!
「サディスティック・ミカ・バンド」オリジナルとしての活動は3年間だったのですが、解散後も松任谷由実さん・桐島かれんさん・木村カエラさんをメインボーカルに度々再結成されています。
近年 耳に残っている「タイムマシンにおねがい」の印象は、キリンラガービールのCMに使われた木村カエラさんバージョンではないでしょうか。
木村カエラさんバージョン
(2006年 加藤和彦、高中正義、小原礼、高橋幸宏、木村カエラ)
木村カエラさん、SMAP✕SMAP出演バージョン
サディスティック・ミカ・バンドがSMAP✕SMAPに出演した際、1曲目でも歌われています!
様々なバーションの「タイムマシーンにおねがい」演奏映像まとめ
オリジナルのミカさんの他にも多くのアーティストの歌唱があります!
ご本人映像と共に、まとめたものをご紹介します。
オリジナルボーカル、ミカさんバージョン
(1997年 高中正義、ミカ、CHAR、吉田建、村上ポンタ秀一、そうる透)
1975年サディスティック・ミカ・バンドが解散後も、松任谷由実さん・桐島かれんさん・木村カエラさんが歴代ボーカリストとして複数回 再結成されていました。
ミカさん&松任谷由実さんバージョン
「タイムマシーンにおねがい」を演奏するの映像は確認出来なかったのですが、1985年に国立競技場で行われた「All Together Now」というイベントでは、ボーカル松任谷由実さんバージョンで「Sadistic Yuming Band」として加藤和彦さん、高中正義さん、高橋幸宏さん、後藤次利さん、坂本龍一さんで出演されたそうです(!)
桐島かれんさんバージョン
(1989年 加藤和彦、高中正義、小原礼、高橋幸宏、桐島かれん)
桐島かれんがボーカルの際は「Sadistic Mica Band」(オリジナルはMika)とされてました。
また、サディスティック・ミカ・バンドのベーシスト小原礼さんの奥様が尾崎亜美さんということで、一夜限りのこんなバージョンも。
尾崎亜美さんバージョン
(加藤和彦、尾崎亜美、坂崎幸之助、是永巧一、矢島マキ、小原礼、屋敷豪太)
他にもカバーをするアーティストが沢山!音源を確認出来た方々のものを紹介します^^
ROLLYさんバーション
ROLLYがデビュー25周年を迎えた年に発表したトリビュートアルバムで取り上げられました。ROLLYが愛して止まない偉大なる70年代ジャパニーズ・ロックの歴史とガチンコで向き合った作品です。
福山雅治さんバージョン
のん さんバージョン
ムジカ・ピッコリーノバージョン
バナナフリッターズバージョン
(声優・日高のり子さん、山寺宏一さん、関俊彦さんで結成したユニット)
声優・豊崎愛生さん(「けいおん!」平沢唯)バージョン
オリジナルメンバーの凄さと、各アーティストバージョン振り返るだけでテンションが挙がります!サディスティック・ミカ・バンドが日本の音楽シーンに与えた影響は大きいのだと改めて実感しました。
サディスティック・ミカ・バンドとしては、2007年3月にライブを行って以後はバンド活動は行われないまま、2009年10月バンドの中心人物であったギタリストの加藤和彦さんがお亡くなりになられ、現在まで再開されていません。
エンディングシーンが小学校だった理由の考察(ネタバレ有)
中盤からは「タイムマシーンにおねがい」のカバーバージョンについて掘り下げていきましたが、最後に映画ストーリーの内容について触れたいと思います。
主人公・静香はミュージカル超苦手女子。実は元々、歌も踊りも大好きだった静香。
ミュージカルを大嫌いになった原因は、自身が小学校の学芸会で主演を演じたミュージカルで起こしたトラウマからくるものでした。
大人になった静香はそのままミュージカルが大嫌いでしたが、ミュージカルが上手になりたい姪と共に訪れたアトラクションで、ミュージカル女優になる催眠術にかかります。姪には効果が無かったようですが…、静香は音楽が聞こえると歌って踊らずにはいられないカラダになります。
催眠術にかかっている状態はいわば『潜在意識に暗示が入りやすい状態』。
人間の意識は顕在意識(建前)10%・潜在意識(本音)90%の割合と言われています。
自身で考えてコントロールできる顕在意識は氷山の一角。対して無意識下にある潜在意識はその人の癖として人生や生活に大きく影響を与えています。
小学校で起こった出来事のトラウマで深く傷つき大嫌いになった歌や踊り。けれど、すんなり催眠術にかかってしまったのは、本当はそれが大好きなことだったからでしょう。顕在意識で嫌っていても、潜在意識は覚えていたのです。
また、大人になった静香は相当頑張って一流企業に就職しました。そこでの生活は、本来の自分を偽り無理をしていた部分があったようです。その反動で潜在意識の持っていた願望が簡単に働いてしまったのかもしれません。
催眠術を解く旅で得た経験によって、本来の自分の願望に気づき、変化した静香。
小学校で歌い踊るのは、静香が自らのトラウマを克服し変化した象徴だと考察します。
「タイムマシンにおねがい」して昔に戻り、長年の悪夢を自らの力で乗り越えたのです^^
まとめ
・小学校でのエンディングダンスシーンで使用される楽曲は「タイムマシーンにおねがい」
・原曲の「タイムマシーンにおねがい」はとても多くの日本のアーティストにカバーされた曲
・映画「ダンスウィズミー」バージョンの「タイムマシーンにおねがい」では大勢のキャストのノリノリダンスが繰り広げられている!
・主人公の静香が自身の殻を破り、昔のトラウマを乗り越えた象徴のシーンでもある。
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