記憶にございませんの劇中でスマホが一切登場せず、登場人物が全員ガラケーを使っていたのはなぜ?
2019年9月13日全国公開「記憶にございません!」は政界ファンタジー&コメディ映画。脚本・監督は三谷幸喜氏8作目の作品です。
劇中で電話をする際のキャストは全員ガラケーを使っていました。80年代後半のカバン電話よりは自然ですが、スマホ全盛期の今となっては少し違和感ありますよね…。
この点について、ネット上での声と三谷監督のコメント・備品から考察をまとめました。
※一部 ネタバレ有りです。ご注意ください!
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目次
記憶にございませんでガラケーを使っていた時代設定や理由について考察
映画に関する多くのインタビューの中で三谷幸喜監督はこんなことをおっしゃていました。
(今回の映画でも実際の政治家や事件を想起させる部分はあるものの)
「それはたまたま。現代の世相を風刺する気はなかった。
作りたかったのは『お客さんを笑わせる映画』だった」
ガラケーについて言及する三谷監督のコメントは現在確認できませんが、上記のコメントの一部から現代の世相・少なくともスマホが大多数に普及している今2019年を描いた設定ではないと思います。
ガラケー・備品による時代設定の考察
ざっくりですが、日本が3G時代になりガラケー化したのは2005年頃(平成17年)~。
劇中で使用されていたスタイリッシュな感じだと2008年頃(平成20年)~。
日本でスマホの草分けができたのも2005年で初代アイフォンの日本発売は2008年。
スマホ普及率(総務省調べ)60%超2013年(平成25年)、70%超2015年(平成27年)。
ガラケーだけで推測すると、時代設定は平成20年~25年でしょうか?
ですが、次の点も確認できます。
①総理夫人・聡子(石田ゆり子)が公費で作らせたフラメンコ番組
秘書官のぞみ(小池栄子)が代役で踊ったシーンの映像の作りが昭和
②劇中で登場しているブラウン管テレビが昭和
③劇中に一切流れないイメージソング「まったく記憶にございません」も昭和臭がする(笑)
現在より一昔前の設定かなとも思いつつ、昭和まで遡るとガラケーすら誕生していません。
劇中で全員がガラケーを使用していた理由の考察
映画はあくまでファンタジーの中の出来事。
劇中でガラケーばかり登場していた理由
特定の時代背景はない「政界ファンタジー」を表現するための演出と考察します。
こんな意見もありました。
『記憶にございません!』登場人物がみんなスマホじゃなくてガラケーを使っていたけど、この物語が現代の日本と異なる世界であることを示すためには意外と有効だったかも。
— oh (@ok5ok7) September 15, 2019
現代の日本と異なる世界であることを示す、三谷監督の意図なのかもしれません!
また、三谷監督の作りたかった映画は「お客さんを笑わせる映画」です。
「なんで出演者全員、ガラケーやねん!w」
という、地味に軽い突っ込みも欲しかったのでは?!
記憶にございませんでガラケーを使っていたのはなぜ?という疑問
映画を観た人の感想でも沢山あがっていました!
三谷幸喜作品らしいコメディーでとにかく素直に楽しめた。でも何でみんなガラケーなん??時代設定🤔?#記憶にございません #記憶にございません支持 pic.twitter.com/jBtUJ6FEfC
— どんはざくら😎 (@Donhazakura) September 14, 2019
そういえば映画記憶にございません!ではみんなガラケーでスマホが一切登場しなかったのは何でなのか気になった🤔
現代ではないってことだろうけど時代背景の説明が全くなくてすごい変な感じがしたんだ— ミク🐷@場面緘黙&パニック障害 (@kanmoku11) September 14, 2019
記憶にございません!劇中に出てくる人みんなガラケーなのが違和感あった。昔の設定って感じはしなかったけど。。
— さゆ (@urara333) September 12, 2019
それと、なんで皆ガラケーなの?という疑問w 別に一時代前という設定ではないだろうし、政治家ってみんなガラケーなの?なんかこだわりの設定なのだろうか?【記憶にございません】
— りーさや (@risaya) September 14, 2019
映画「 #記憶にございません」 で #スマホ が全く出ず #ガラケー ばかりなのは時代が #ツイッター が存在する前の話ってこと?でなければ直ぐ総理の記憶喪失が全世界に拡散して物語が成り立たなくなるよね。ま、映画自体は笑えてカタルシスいっぱいの作品だったよ。
— トミーQ・ジュゲーム【X+】 (@tommyq774) September 14, 2019
昨夜、公開初日の三谷幸喜監督作品『記憶にございません!』を鑑賞しました。
現職総理大臣が記憶をなくすというドタバタコメディですが、あまり面白くなかった前作『ギャラクシー街道』に比べたら、はるかに面白かったです。
ただ半袖半ズボンの謎の大臣がいたり、なぜ全員ガラケー使用なのか?謎も😅— あいままさふみ (@iima1123) September 14, 2019
映画を観て、私も感じた疑問を持ちました。同じ様に思った人も多いようですね(笑)
まとめ
・電話シーンも多い「記憶にございません」では出演者全員がガラケーを使っていた
・今の時代にスマホでなくガラケー?と疑問を持った人も多かった
・特定の時代背景はない!あくまでファンタジー。ガラケーは三谷監督の演出の一つ
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