2019年11月1日(金)公開の映画「マチネの終わりに」東京・パリ・ニューヨークを舞台に音楽家とジャーナリストの切なくも美しい究極の愛を描いた物語。
平野啓一郎さんが2015~16年に毎日新聞とnoteで連載されていた同名小説が原作です。
天才ギタリストが主人公のため、平野さんは小説の構想段階から福田進一さん(日本を代表するクラシックギタリスト)の助言も受けられていました。
単行本化の約半年後には福田進一さんの演奏で小説タイアップCDが発売されていました。
映画化に際し、音楽担当の菅野祐悟さんも新たに「幸福の硬貨」を作曲。
その結果、マチネの終わりに「幸福の硬貨」は同名で2種類存在します。
2曲の「幸福の硬貨」についてご紹介します。
目次
福山雅治が映画マチネの終わりにで演奏する「幸福の硬貨」
物語の鍵ともなる架空の名曲が「幸福の硬貨」。主人公・洋子の父イェルコ・ソリッチ監督の同名映画の主題歌です。小説タイアップCD発売と映画化に際し、実際の楽曲として作曲されました。
まず、福山雅治さんが劇中で演奏する「幸福の硬貨」はこの特報PVの曲です。
美しいギターの音色と紅葉で色づくNYCセントラルパークの景色がマッチしてますね!また、予告PVではピアノと弦楽器で壮大にアレンジされています。0:40~
メロディーがとても印象的で美しく私も大好きな曲です^^
この曲は映画で音楽を担当されている菅野祐悟さん作曲の「幸福の硬貨」です。
この曲のサウンドトラックや楽譜を探してみようとネットで検索を掛けてみると、いくつかの「幸福の硬貨」が出てくるのですが、動画の演奏はどうやら、メロディーが違うよう…。曲はとても素敵なのですが、なぜでしょうか?
小説マチネの終わりにタイアップCD林そよかさん作曲「幸福の硬貨」
「マチネの終わりに 幸福の硬貨」で検索した際に多く出てくる曲。
林そよかさん作曲「幸福の硬貨」はこちら!
林そよかさん(作曲家・編曲家・ピアニスト・オーケストレーション)は東京藝術大学の作曲家を卒業された音楽家。「マチネの終わりに」の小説タイアップCDで「幸福の硬貨」を書き下ろされました。他に、世界遺産「薬師寺」食堂落慶法要記念奉納曲「飛鳥の四季」のなども書き下ろされています。
ギターバージョンで演奏されているこちらの動画や、映画でもギター演奏の監修をされている福田進一さんが2016年に演奏された小説タイアップCDには、林そよかさん作曲の「幸福の硬貨」が収録されています。
福田進一さんが2016年にタイアップCD第1弾!で発売された「マチネの終わりに」は、こちらのリンクで視聴できます。購入は👉2016年発売「マチネの終わりに」(日本コロムビア)
映画版菅野祐悟さん作曲の「幸福の硬貨」とサウンドトラック
ということで、映画で演奏されているのは菅野祐悟さん作曲「幸福の硬貨」
映画版「幸福の硬貨」の公式な演奏は挙げられていなかったので、早速耳コピで演奏されていたギタリストさんの演奏を貼らせていただきます!まだ楽譜の発売はなく耳コピでここまで仕上げられるのはすごいですね^^
福山さんが劇中で演奏した映画版「幸福の硬貨」を聴くには映画のサウンドトラックを購入する必要があります。映画「マチネの終わりに」のサントラの視聴はこちら!
購入👉映画「マチネの終わりに」オリジナル・サウンドトラック(日本コロムビア)
【演奏】福山雅治、福田進一、荘村清志
このCDでもメインで演奏されているのは福田進一さんですが、福山雅治さんの演奏の録音も収録されています(3番、25番)
映画「#マチネの終わりに」OSTがコロムビアよりリリースしました!映画全編がクラシックギターによる音楽で物語は進み、その演奏の殆どを #福田進一 さんが担当。更には主演の #福山雅治 さん自ら演奏する「#幸福の硬貨(作曲 #菅野祐悟)」が同時収録されている夢のような一枚!是非お聴きください! pic.twitter.com/r2ou2u82Ew
— 大越 美保子 (@mi_hoko123) October 30, 2019
まとめ:「幸福の硬貨」は映画版と小説版の2種類の曲が存在する
・福山雅治さんが映画で演奏するのは菅野祐悟さん作曲映画版「幸福の硬貨」
・映画版「幸福の硬貨」を聴くには映画サウンドトラックを購入する必要がある
・検索では2016年発売の「マチネの終わりに」小説タイアップCDも同時に出てくるので、注意して選ぶ必要がある。どちらも福田進一さんがメインで演奏されている
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