「PPAP(Pen-Pineapple-Apple-Pen)」でお馴染みのピコ太郎。
2016年にYou Tubeで「PPAP」をアップすると、踊りを真似た女子中高生の「カバー動画」広がり人気に。さらなるブレイクのきっかけとして、米国人歌手ジャスティン・ビーバーさんにツイッターで紹介され、全米・世界中に人気が広まりました。
そんなピコ太郎。2019年8月14日に気になる新曲を配信しました。
今回はその曲について、ご紹介します。
目次
「人はみんな産まれて、死ぬ」と歌う「Everyone must die」
「海外ネット民困惑」とのキャッチフレーズがつくインパクトのある仕上がりです(笑)
実際の動画はこちら!
ピコ太郎は現在「PIKO10 PROJECT!」を実施中。
2019年6月14日から10週間にわたり毎週1曲ずつYou Tubeに新曲をアップするプロジェクト。
「Everyone must die」はこのプロジェクトの10曲目、ラストの曲です。
これらの曲は、2018年よりずっと作り貯めてきたそうです。また全てピコ太郎の自宅スタジオ「おれんちスタジオ」でレコーディング・ミックス・マスター・MV編集されました。
「Everyone must die」の特徴(「PPAP」との比較)
「Everyone must die」の曲の構造
最初にお馴染みの「ピッコッタッローぉーーー!!ピコッ」が入り…。
始まりは、ピコ太郎(天使の輪っか付き)の日本語での語り。時間にして20秒程。
この間、バックの音は同一の単音が4分音符→8分音符で刻まれてます。
映像(MV)には日本語と共に英語の歌詞のテロップが挿入されています。
「人はみんな産まれて…」 ブレイク 「 死 ぬ !」
エレクトロ調のダンスミュージックをバックに再びピコ太郎の日本語語り。
MVにはピコ太郎の他に楽器を演奏する古坂大魔王さんが4人現われますw
「人はみんな産まれて…」 ブレイク 「 死 ぬ !」
ここからサビで、「Everyone must die」という短いリフ(フレーズ)が繰り返されます。
懸命に演奏する古坂大魔王さんたち。不気味に小動き・笑いながら歌うピコ太郎
必死にもがきながら生きる人間と、それを諦観してみつめる存在の対比にも見えます。
この後、「 語り → サビ → 語り 」という構成が続く3分の曲です。
PPAPとの共通点
◆強調する言葉の前に「ブレイク」(空白・間)がある
「ブレイク」は盛り上がる部分でBGMを流さないミュージカルなどでも使われる手法。
「死ぬ」の前、「ペンパイナッポーアッポーペン」の前にそれぞれ取り入れられています!
◆英語に歌詞が訳されている(PPAPも一応…w)
「Everyone must die」は通訳の橋本美穂さんが担当されています。
ただ訳すだけでなく、音楽的に入れる!ことを大事にされました!
◆短いリフが繰り返されている
「同じリフを繰り返す」というのは曲を印象づけるために曲作りによく使われる技法。
◆エレクトロ・ダンス系の電子音楽
PPAPとの異なる点
◆曲の長さがそれなりにある
「PPAP」が45秒だったのは大きな特徴。「Everyone must die」は3分。
◆歌詞にメッセージ性がある
「Everyone must die」には「人はみんな産まれて…死ぬ」という大きなテーマ&メッセージがあります。生きとし生けるものは常に変化しつづけ、最後に必ず「死ぬ」。壮大に生と死を歌っています。
また、「PIKO10 PROJECT!」の第一曲目は「お腹の中にいる赤ちゃんからパパへのメッセージ」がテーマの曲。「これから生まれるいのち」(1曲目)から始まり「人みんな死ぬ」(10曲目)で終了という所まで繋がっています。
対して、「PPAP」は歌詞の意味というより「語の持つ音とリズム」が面白くてブレイクしました。けれど…大きなメッセージ性はなかったと思います(笑)
◆プロデューサーの古坂大魔王さんもMVに出ている
ちなみに、多くMVを撮ってる中でピコ太郎と古坂大魔王さんは初共演だそう(それも4人)
「Everyone must die」に込められた意味の考察
「ひとはみんな産まれて、死ぬ」数少ない不変の真理。
それは、みんなに平等に訪れます。厳粛な内容だけれど、避けては通れない道。
生きとし生けるものは常に変化しつづけ、最後に必ず「死ぬ」⇒「Everyone must die」と諦観(悟りの境地で物事を見ること:仏教用語)してピコ太郎が伝えています。
どうせみんな最後は死ぬのだから、無闇な争いはせず、みんな仲良く暮らそうよ。
互いの幸せと健康を願いあって、みんなで平和に過ごしていこうよ。
(周りの人々を愛そう。動物や自然も一緒にね。)
争いや犯罪の耐えない世の中に、このメッセージを伝えたいと考察します。
また、小さなことの葛藤に苦しむ人にTake it easyと伝える意味も浮かびます。
天使の輪っか・諦観の笑みで、大いなる存在からのメッセージを表現していると思います。
ツイッターでの口コミ
この曲の感想をツイッター上で集めてみました!
ピコ太郎の新曲好きすぎて2019年のトップ10に入っちゃう…
— NEO 美 PAIN (@hegoism) August 19, 2019
ピコ太郎の新曲クセが強すぎピコ… pic.twitter.com/lo2Y7JNs89
— 53 (@drm_MMkkkkk13) August 19, 2019
ピコ太郎の新曲暗すぎて大爆笑しとる
— えん(どう) (@9_lier) August 19, 2019
wwww
みんなこのピコ太郎の新曲MVクソ笑うから見たほうがいいよ— ればにら (@1vag1an) August 19, 2019
どうでもいいけどピコ太郎の新曲がわたしの人生観そのものでゲラゲラ笑った
— 派遣社員 (@t6uchv) August 19, 2019
ピコ太郎の新曲アク強すぎ
— chibi (@chibi314) August 19, 2019
ピコ太郎の新曲に海外ネット民は困惑「暗い。暗すぎる」。14日、ピコ太郎の新曲「Everyonemustdie」がYouTubeに公開。「人はみんな産まれて……死ぬ」メッセージが強烈な1曲となっている。独特の世界観に海外からのコメントも多く「暗い。暗すぎる」と困惑する声も・・今聞いた話。
— eprje01 (@eprje01) August 19, 2019
ピコ太郎の新曲良いやん(笑)
— mogepuff (@mogepuff) August 19, 2019
ピコ太郎の新曲が頭から離れない
— おすけも (@Osukemono) August 19, 2019
海外では「ピコ太郎さん大丈夫?」「話を聞いてくれる人が必要?」と困惑した意見も聞かれるようですが…アクが強すぎて笑う、好きと言う意見も多いですね。私も頭から離れず…中毒性があると思いますw
MVを見た私の感想
私はこのMV、かなり好きです(笑)一番好きな所は、ピコ太郎の表情ですw
語りのナレーター口調の表情に、ブレイク後「死ぬ」のドヤ顔。
不気味な笑みを浮かべ、小躍りしながら歌う「Everyone must die」が最高ですw
とてもよい詞がついていて、内容も深いのに…ピコ太郎が演じることで笑えてきます…。
繰り返されるリフと共に、それが中毒的になる要素で何度も見たくなりました。
「ひとはみんな産まれて、死ぬ」は数少ない不変の真理です。
だからこそ、悔いのないように生きたいです。が…そのシリアスな感情を、クスッと笑いながら肩肘張らずに受け止められるのがこのMVの良い所かなと思います^^世界平和のメッセージにも納得です。
まとめ
・「人はみんな産まれて、死ぬ」と歌う新曲の曲名は「Everyone must die」
・独特の世界観で、アクの強い曲。「ピコ太郎さん大丈夫?」と心配するコメントも。
・歌詞には深いメッセージが込められているがクスッと笑ってしまう、中毒性のある曲。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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