Why don't you just go ahead?

映画楽園で村上虹郎(広呂)が演じた役は唯一の救い!主題歌一縷についても

2019/10/27
 

2019年10月18日公開「楽園小さな集落を舞台に起こった事件を描いたサスペンス

「悪人」などで知られる吉田修一氏の短編集犯罪小説集の2編1つの物語に再編し、「64-ロクヨン-」シリーズの瀬々敬久監督が映画化しました。

少女失踪事件の容疑者として追い詰められる青年と、集落で村八分になり孤立を深め壊れていく男の行く末を、トラウマを抱えた少女・紡の目線中心に描かれています。

映画では2編を1作にするため、原作で少し登場しただけの紡の存在を大きくし物語を展開しました。監督による紡の位置づけ苦悩の代弁」と「物語の帰結

様々な立場の苦悩が描かれた本作は、映画鑑賞後もしばらく重い気持ちを引きずってしまいます…。しかしその中にわずかに「救いの存在がありました。それが、紡の幼なじみ広呂です。

今回は、村上虹郎さんが演じた野上広呂について、そして同じく「救いの存在」となった主題歌一縷」(いちる)についてもご紹介します。

村上虹郎が演じた紡の幼なじみ野上広呂

村上虹郎さんは「仰げば尊し」「この世界の片隅に」、TVアニメ「いぬやしき」など話題作への出演が続く若手俳優。いわゆる二世俳優で、父親は俳優の村上淳さん・母親は歌手のUAさんと個性の際立つお二人から生まれたサラブレッドです。

俳優デビュー作は2014年映画「2つ目の窓」(河瀨直美監督)でした。
また特徴としてその眉毛についてもよく触れられますw

この投稿をInstagramで見る

ニジチャン(@3.17_._)がシェアした投稿

今回の映画楽園で村上虹郎さんが演じたのは、杉咲花さん演じるヒロインの紡に思いを寄せる幼なじみ野上広呂広呂原作にない映画オリジナルのキャラクターで、それ以上の詳しい役どころは明かされていませんでした。

虹郎さんご自身は「天使なのか、悪魔なのか。大事な人物を演じさせて頂きました」と意味深長なコメントを残されています。

実際の役柄をご紹介する前に、ツイッターに挙げられていた虹郎さんへの感想をご紹介します。

楽園の村上虹郎に対するツイッター上の口コミ・感想

村上虹郎の演技が良かったという声

村上虹郎は演技に加え、唯一の「救いだった」という声も続出!

楽園で村上虹郎が演じた野上広呂 行動の変遷(ネタバレ有)

このツイートで広呂の行動について触れられています^^
1項前の感想の中にも後半むっちゃいい役とある通り、時が経つなかで広呂自身の変化がありました。簡単にですが、その内容をご紹介します(これはネタバレです)

野上広呂 映画での変遷

①村祭りの練習シーンで紡にちょっかいを出す。

  • 「高校卒業後、地元に残ったのは自分と紡だけだ」といい接点を持とうとする
  • 紡に近づくため、自転車をパンクさせ車で送ろうとする(しかし断られるw)
  • 豪士(綾野剛)の車に乗って帰った紡にわざとパンクさせた事もバラす

②村祭りの日、脇道に紡を連れていき紡にせまる
しかし、善次郎(佐藤浩市)の犬レオに阻止されるw

③上京して青果市場で働いている紡を追いかけ、広呂も上京する。
一緒に飲みに行ったり、散歩したり。この頃には紡の気持ちにも変化有。

生死に関わる病気にかかり闘病。見舞いに来た紡の前では気丈に振る舞う

闘病生活を乗り越え紡に快復報告5年後生存率50%。で生きる!」と宣言。

広呂への私の感想

最初に登場したシーンから、祭に関係する前半の広呂シーンでは正直「本当にウザイ」と思いました…(虹郎さんファンの方、ごめんなさい><)

紡の職場・青果市場まで追いかけて来た時も、私には「?」マークが浮かびましたが…後々考えると「とてもピュアな子だなぁ」と見直しました。実際、次の項で触れる杉咲花さんもコメントで嬉しかったとおっしゃっていました。

東京の街を周る2人を見て、紡に「え?この子(広呂)嫌やったんじゃないん?」とも思ったけれど、この時点で幼少のトラウマ+豪士の焼死への悲しみも持ち東京でも孤独だった紡にとっては、小さな安らぎになっていたのかなと思います。

そして、まさかの生死に関わる闘病。「え??なんで?!」とここでも思いましたが、気丈に振る舞う姿・再発の可能性に負けずに生きようとする姿は、話中でほんの少ない救いと光だなと思いました。重い苦しい気持ちだけでなく、やっと出てきた「前向き」でした。

虹郎さんは、物語における重要な役割を担ったお一人だと思います。

紡を演じた杉咲花の思い 広呂は紡にとっての救いのヒーロー

KADOKAWA文芸WEBマガジン「カドブン」に映画「楽園」公開記念として、杉咲花さんへのインタビュー記事が掲載されていました。

この中の特集記事において、杉咲さんは広呂についてこう言及されています。

広呂って名前ですし、ヒーローだと思いました(笑)。それは虹郎くんとも話したんですけど、紡は広呂に救われたんじゃないかなって。

広呂はあっけらかんとしているキャラクターだから、紡にとってはそれがコンプレックスにもなるだろうし、救いにもなるし、憧れでもあったんだと思います。

広呂が東京の青果市場まで紡を追ってきてくれたシーンは、演じながらも自分の中で嬉しい気持ちが込み上げてきました。

引用:KADOKAWA文芸WEBマガジン「カドブン」2019年10月11日特集記事より

広呂紡の東京での生活において特に大きな役割を果たしました。

事件のトラウマから脱出し物語の帰結を示す

この役目を担っている紡には、広呂はとても大切な存在でした。

救いようのない物語の中で、紡と広呂のコンビが一縷の救いを提示してくれたのでした。

もうひとつの救い 楽園の主題歌「一縷」(いちる)

楽園の主題歌一縷(いちる)は女優の上白石萌音が歌われています。
野田洋次郎(RADWINPS)さん作詞・作曲の書き下ろし作品

2016年公開映画「君の名は。」の主題歌カバーでも話題になったコンビです。
映画とのコラボMVも。映画の世界観の中で萌音さんが歌唱されています!

楽園の主題歌「一縷」(いちる)のコラボMV

このMVは瀬々監督の助言のもと、映画の助監督・海野敦さんが演出されたそうです。

物語が終わり なにかやりきれない重い気持ちでいる時にエンドロールでこの歌が流れてきます。上白石萌音さんの透明感ある歌声が、傷ついた人々を最後に優しく包み込んでくれるような救いに思えました。

主題歌「一縷」について主演の綾野剛さんも「全てを救い取ってくれるような、なんとか立ち上がるきっかけをもらえた」「試写でこの映画を見終わったときに『一縷』が流れて助かりました。」とコメントされています。

映画館で一縷を聴いた感想の声

映画館でエンドロールが流れると、普段は そそくさと席を立って帰ってしまうこともありますが「楽園」は主題歌を最後まで鑑賞してゆっくり席を立ちたいと思う作品でした。

物語が訴えるメッセージは重くズッシリ残ってしまうけれど、その思いを一縷が緩和させてくれたなと思いました。とても美しい救いの曲だと思います。

まとめ:楽園の中で村上虹郎そして主題歌一縷は救いの存在だった

映画「楽園」では苦悩を抱えた沢山の登場人物が出てくる。これは映画を見終わった後も暫くのこってしまうほどのショック

やりきれない、救いようのないストーリー展開の中で、唯一救いを見いだせたキャラクターは村上虹郎演じる野上広呂と杉咲花演じる紡の2人

野上広呂は紡と観客の両方を救う存在だった

重くズッシリとのしかかった気持ちを包み込む様に最後に癒やしてくれるのが、上白石萌音の歌う主題歌一縷

 

関連/楽園で佐藤浩市が土を食べた演技は三國連太郎と同じだった!田中の共通点についても
関連/楽園で瀬々監督が原作にない紡や火祭り東京を描いた理由について

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
記事が参考になったという方はFBで「いいね!」もお願いします^^!

- Comments -

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

Copyright© Keiho's Voice♫ , 2019 All Rights Reserved.