スターバックスコーヒーは、スマホのアプリで注文した商品を店舗で受け取れる「モバイルオーダー&ペイ」のサービスを日本でも開始しました。
スターバックスでは店内が混み合うと「レジ待ち」と「ドリンク待ち」2つの列に並ぶ必要が出てきます。その列を見て購入を諦める経験をした人もいるのではないでしょうか?
導入することで「列に並ぶこと」が回避ができます。また店側もレジ作業が省略されて負担が減ります。とても効率的なサービスだと思います。
では実際に使ってみたらどうだろう?ということで、導入中の店舗でさっそく試してみました!
目次
スタバの新サービス「モバイルオーダー&ペイ」
概要
2019年6月26日より、スターバックスコーヒージャパンは「Mobile Order & Pay(モバイルオーダー&ペイ)」を開始しました!まずは都内56店舗でスタート。サービスを改善しながら、19年末までに300店舗・20年末までに全国展開される計画だそうです。
★追記★2019年11月28日現在、東京都内166店舗で利用できます!詳細はこちら
同社のアプリユーザー向けのサービスで、「店に向かう道中にスマホで注文・決済をし、店舗では商品をうけとるのみ」。レジやドリンク受け取り待ちの列にならぶ必要が無いので、時間短縮に繋がります!
13年に韓国で導入が始まり、すでに米国・カナダ・香港・イギリス・中国の6ヶ国で展開されています。特に米国や韓国では売上向上の効果もあったといいます。米国では全売上に占める「モバイルオーダー&ペイ」経由の比率は16%に達しているそうです。
注文出来る商品
事前予約に対応する商品は、定番の「ドリップコーヒー」や「スターバックスラテ」「キャラメルマキアート」など約40品目。
ドリンクサイズの他に、好みに合わせてトッピングも可能。ミルクの変更やホイップクリーム増量、シロップ追加といったカスタマイズも注文出来ます。
注文履歴からも再注文も可能とのこと。フードメニューなどの対応も検討する予定です。
サービスを利用するには?
サービスの利用には、公式アプリで「My Starbucks」への会員登録とプリペイド式カード「スターバックス カード」の用意・連携をする必要があります。
決済方法は「スターバックス カード」のみです。
利用の流れ
アプリで商品の注文をして支払いが済むと「受け取り番号と出来上がるまでの時間」が表示されます。
待ち時間は最短3~5分で、店舗の混雑状況によって異なるようです。
注文後は、アプリを閉じていても商品が完成するとスマホに通知が届きます!
できあがりの時間を見計らって来店すれば、並ばずに商品を受け取れる仕組みです。
【受け取りまでの流れ】
- アプリを立ち上げ「オーダーする」をタップ
- 店舗、商品、カスタマイズを選択
- オーダーを確定し、登録のスタバカードで決済
- 受付番号を取得(受取番号は「コーヒー産地」+「番号」)
- 店舗でドリンクを受け取る
注文は店舗閉店の2時間前ほどまで受付。現在は来店日時の指定は出来ませんが、将来的には予約注文の実装も検討中とのことです。
またドリップコーヒーを購入した際のサービス「One More Coffee」はアプリ上にe-ticketとして登録されます。
実際にアプリを使ってオーダーをしてみた様子
19年6月28日の夕方、大手町東京サンケイビル店で利用しました!

【注文した商品】
ホワイトモカ・ホット・ショートサイズ
カスタマイズは、エスプレッソ1ショット追加・ブレベミルクへ変更

16:02にオーダーを確定し、受け取り番号を取得。

16:05には「商品の用意が出来ました」と通知が届き、あっという間でした。

店舗前にも案内がありました!

レジを通り越して受け取りカウンターへ
カウンターにはラベルの貼られたドリンクが1つだけありました。

近くにいた店員さんに一応お声がけし、アプリの番号を見せて受け取りました。その際、少し店員さんにお話を聞いてみました。
店員さんに聞いた話
Q:受け取りはお声がけすればいいですか?
ありがとうございます!お声がけくださっても大丈夫ですし、私達が忙しそうで声を掛け辛い場合はお客様ご自身でシールの内容を確認してお持ち帰りくださって構いません!
Q:導入が始まって2日で どのくらい利用がありましたか?
まだサービスが浸透しておらず、利用されるお客様はチラホラという感じです。混雑時間帯もサービスを知らずに列ができています。
テレビでは紹介されていましたが、普段からよく店をご利用されるお客様でもご存じないようです。
サービス開始にあたり、私達も構えてましたが。。。
けれど、普及すると待ち時間が減ってお客様にとって良いサービスだと思います!
試験導入中なので、季節限定商品など一部注文出来ない商品やカスタマイズはあります。それはアプリで選択できないようになっています。
Q:なぜ「Soy商品を注文の場合はバリスタまでお声がけください」とあるのですか?
ソイの商品だけは この場所に置かず、カウンター内に用意しています。
ソイ商品は乳製品のアレルギーのため注文されるお客様もいらっしゃるので、受け渡しに注意しているためです。
商品の取り間違えにより体調に影響が出ては大変なことになるので、お渡しする際には私達も再度確認しています。
アプリを使ってみた感想
◆まず、サービスを利用した一番の感想はやはり「並ばず便利!」でした。
平日の日中などなら良いのですが、お昼時や休日などはとても混雑していて…コーヒーを買いたくても諦めることが多いからです。
特に私は「移動中にサクっと買って次の用事に進みたい!」と思うことが多いので列が出来ている時点で購入は論外なのです…。
まだ、普段の通り道には導入されていないので早く導入店舗が広まると良いなと思いました!
◆また、現状では予約に日時の指定までは出来ないので、ここも改善されると良いな!と思いました。
せっかく注文しても、取りに行ける時間より出来上がりが早すぎて…せっかくのコーヒーが冷めてしまったり、フラペチーノが溶けてしまうととても残念なので(笑)
今回は店舗のすぐ近くで注文したので、バッチリでしたがその時間の見極めも重要だと思いました。
◆私は、サービスを知った時点ですでに「スターバックス カード」を利用し「My Starbucks」の会員登録も済ませていました。なので、アプリのダウンロード後に簡単に試すことが出来ました!
けれど、もしこの登録をしていなかったら…カードを購入して会員登録を済ませてアプリをダウンロードするのは少し敷居が高いかな?と思いました。
◆今回、日本への導入が決定した理由の一つに「My Starbucks」の登録者数が一定以上増えたからだそう。
このアプリの導入が諸外国に比べて遅れた理由として電子マネーの浸透率が低いことがあったようです。
「モバイルオーダー&ペイ」が導入されたことで、今まで登録を敬遠していた人たちを誘導する効果もあるのかな?と思いました。「会員をターゲットに」というスターバックスの営業戦略もあるそうです。
◆19年10月の消費増税で飲食料品の持ち帰りには8%の軽減税率が適用されるので、その影響を見込んでスタバ側も早めに導入したかったのかな?とも思います。利用する方も、電子マネーへの移行期間なのかもしれません。
浸透するにはもう少し時間がかかりそうですが、対応店舗が増えれば普及も早くなると思います!
時短になる便利なサービスなので手軽に利用していきたいです。
まとめ
・「モバイルオーダー&ペイ」を利用すると、レジで並ぶことなく商品を店舗で受け取れる
・アプリユーザー限定のサービスで利用にはスターバックスカードの連携も必要
・まだ利用者に浸透はしていないが、2020年末までに全国展開される予定
・顧客側と店舗側、双方にメリットのある画期的なサービス
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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